【2026年度】中野区の外壁塗装で使える補助金・助成金は?区・都・国の制度と申請時の注意点
外壁塗装は、建物の大きさや傷み具合によって、数十万円から百万円を超えることもあります。
中野区で外壁の塗り替えを考え始めると、「区から補助が出るのだろうか」という点が気にかかるところです。
先に結論をお伝えすると、中野区には外壁塗装の費用そのものを補助する制度はありません(2026年8月時点)。
ただし、工事の組み立て方を変えれば、区・東京都・国それぞれの制度が視野に入ってきます。
本記事では、中野区で対象になる可能性のある制度の中身と申請の進め方、つまずきやすい4つのポイントを、施工事例と費用相場をまじえて整理します。
「うちの工事はどの制度に当てはまるのか」を先に知りたい方は、くまさんペイントまでお気軽にお声がけください。
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目次
中野区で外壁塗装に使える補助金・助成金はあるのか
中野区には、外壁や屋根の塗り替え費用を直接補助する制度は設けられていません(2026年8月時点)。
遮熱塗料や高反射率塗料を使った場合でも、区の制度の対象にはならない点にご注意ください。
とはいえ、区がまったく住宅の改修を支援していないわけではありません。
外まわりの工事とあわせて別の改修を計画する場合に選択肢に入る制度を一覧表にしました。
| 制度名 | 概要 |
|---|---|
| 中野区省エネルギー設備等の設置補助事業 | 住宅への省エネ・創エネ設備の導入費用を補助する制度。塗装は対象外だが、高断熱窓や給湯器などを設置する場合は対象になる |
| 木造住宅耐震補強工事助成 | 耐震性が不十分な古い木造住宅の補強工事が対象。助成の条件として外壁と軒裏の防火改修が求められるため、塗り替えより先に検討したい制度 |
中野区省エネルギー設備等の設置補助事業

出典:中野区「省エネルギー設備等の設置に係る費用の一部を補助します」
中野区省エネルギー設備等の設置補助事業は、地球温暖化対策の推進と区民の環境意識の向上を目的に、区が省エネ設備の設置費用の一部を負担する制度です。
外壁塗装は対象外ですが、外まわりの工事を検討するタイミングで窓の断熱改修などを組み合わせると、その部分に活用できる可能性があります。
| 補助対象設備と補助額 | ●太陽光発電システム:15万円 ●蓄電システム:10万円 ●高断熱窓(改修):経費の2分の1(最大15万円) ●家庭用燃料電池システム(エネファーム):10万円 ●自然冷媒ヒートポンプ給湯機(エコキュート):5万円 ●電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器(ハイブリッド給湯器):8万円 |
| 対象設備の設置期間 | 2026年2月1日から2027年1月31日まで(ハイブリッド給湯器のみ2026年4月1日から) |
| 対象となる経費 | ●前期:2026年5月15日午前8時30分から ●後期:2026年11月30日午前8時30分から2027年2月28日まで |
| 申請方法 | 電子申請 |
参照:中野区「中野区省エネルギー設備等の設置補助事業チラシ」(2026年8月25日参照)
前期は予算額のおよそ半分の申請を受けた時点、後期は残りの予算額に達した時点で受付が締め切られます。
年度末まで枠が残っているとは限らないため、設備の導入を考えているなら早めに動き出すほうがスムーズです。
なお、高断熱窓は既存住宅の改修が対象で、新築の建物に設置した場合は対象になりません。
また、この制度は対象設備の設置を終えてから交付申請を行う流れです。
区の案内によると、審査から交付決定通知が届くまでに1か月から2か月程度、その後の請求手続きから振り込みまでにさらに1か月から2か月程度かかります。
工事費用はいったん全額を支払う前提で資金計画を立てておくと安心です。
木造住宅耐震補強工事助成

出典:中野区「木造住宅耐震補強工事助成」
古い木造住宅にお住まいで、外まわりに手を入れる予定があるなら、木造住宅耐震補強工事助成も検討の余地があります。
| 対象 | 2000年5月31日以前に着工された地上2階建て以下の木造在来工法の住宅(一戸建・長屋・共同住宅・兼用住宅)。区が実施する耐震診断で上部構造評点(建物の耐震性を示す指標で、1.0未満は倒壊するおそれがあるとされる数値)が1.0未満と判定され、各階各方向の評点を1.0以上にする補強計画に基づく工事であること |
| 助成額 | 助成対象経費の2分の1(限度額250万円) |
| 助成対象経費 | ①耐震補強工事に要する費用(税抜)②延べ面積×3万9,900円のうち、少ないほうの額 |
| 主な条件 | 外壁および軒裏を地域に応じた耐火構造・準耐火構造または防火構造とすること、助成決定通知の前に補強工事の契約を行っていないこと、区に登録された耐震診断士が工事監理を行い、区に登録された耐震改修施工者が施工することなど |
参照:中野区「【令和8年度版】木造補強パンフレット」(2026年8月25日参照)
この助成を受けるには、事前に区の無料耐震診断を受けておく必要があります。
「木造住宅の耐震診断を支援します」という制度で、2000年5月31日以前に建築された木造在来工法2階建て以下の住宅であれば、区に登録された耐震診断士が無料で派遣されます。
1981年5月31日以前に着工された住宅の場合は、まず図面などをもとにした簡易耐震診断を受け、総合評点が1.0未満だったときに一般耐震診断へ進む流れです。
1981年6月1日から2000年5月31日までに着工された住宅には簡易耐震診断がなく、はじめから一般耐震診断となります。
一般耐震診断では、外観と内観に加えて床下や小屋裏まで確認したうえで、診断報告書と耐震補強工事の概算書が作成されます。
申し込みの窓口は中野区役所で、建物の所有者と建築年度が確認できる書類(固定資産税通知書や登記簿など)が必要です。
なお、診断から補強工事の助成申請までには相応の時間がかかります。
塗り替えの時期が近く、耐震性にも不安があるなら、まず無料の診断を申し込んでおくと選択肢が広がります。
区の制度で塗装費をまかなえないときに検討したい、国と東京都の支援制度
区の制度が塗装に使えないとしても、費用を抑える道が閉ざされたわけではありません。
国と東京都には、住宅の断熱性能を高める改修を後押しする制度があります。
いずれも塗装単体は対象外で、支援の中心は窓やドアの交換、壁や天井への断熱材の設置といった工事です。
後述するとおり、遮熱塗装の費用が認められるのは、断熱改修とセットで施工する場合に限られます。
住宅省エネ2026キャンペーン(国)

「住宅省エネ2026キャンペーン」は、国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携して進めている支援策の総称です(※塗装そのものは対象外)。
このうち「みらいエコ住宅2026事業」は、躯体(床・壁・天井)の断熱改修を含む幅広いリフォーム工事を対象としています。
ほかに、開口部の改修を対象とする「先進的窓リノベ2026事業」、高効率給湯器の設置を対象とする「給湯省エネ2026事業」、賃貸集合住宅向けの「賃貸集合給湯省エネ2026事業」があり、条件を満たせば組み合わせることも可能です。
受付はいずれの事業も予算の上限に達するまで(遅くとも2026年12月31日まで)で、締切の時期は事業ごとに異なります。
申請手続きは登録を受けた事業者が代わりに進める仕組みですので、依頼先がこの制度に対応しているかどうかを契約前に確かめておきましょう。
既存住宅における省エネ改修促進事業(東京都)

出典:クール・ネット東京「既存住宅における省エネ改修促進事業」
東京都が「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」の一環として実施している助成制度です。
都内に住宅をもつ個人・法人・管理組合が対象で、2026年4月1日以降に新たに設置したものが対象になります(新築住宅は対象外)。
2026年度の助成額は、以下のとおりです。
| 項目 | 助成率・助成額(1戸あたり) |
|---|---|
| 高断熱窓・高断熱ドア | 2分の1相当額・上限200万円 |
| 断熱材の設置 | 3分の1・上限100万円 |
| 高断熱浴槽の設置 | 9.5万円 |
参照:クール・ネット東京「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光普及拡大事業」(2026年8月25日参照)
この制度で外壁塗装に関わってくるのが、断熱材の項目に添えられた例外規定です。
2026年度の要綱では、断熱材を設置した部位に遮熱塗装を施工する場合に限り、その塗料代と塗り手間を助成対象経費へ含められるとされています。
条件は、日射反射率(太陽光に含まれる熱線を跳ね返す割合)が近赤外線波長領域で50%以上、またはこれと同等以上の遮熱塗料であることです。
裏を返せば、断熱材の設置をともなわない塗り替えは対象になりません。
助成額も断熱材の枠内で計算されるため、塗装費が単独で満額戻るわけではない点にご留意ください。
中野区で補助金・助成金を申請するときの進め方
交付決定を受けてから工事を進める「事前申請型」の制度では、手続きはおおむね以下のように進みます。
- 業者に現地を見てもらい、工事内容と費用の見積もりを取る
- 申請に必要な書類をそろえる
- 書類に必要事項を記入する
- 窓口またはオンラインで提出する
- 審査の結果を待つ
- 交付決定を受けてから契約・着工する
- 工事完了後に実績報告と請求の手続きを行う
どの制度でも出発点になるのが、業者の作成した見積書です。
制度を調べるのと並行して現地調査を依頼しておくと、書類の準備が滞りません。
気をつけたいのは、申請するタイミングが制度ごとに違うところです。
中野区の省エネ設備補助は設備の設置を終えてから交付申請を行う一方、木造住宅耐震補強工事助成は事前相談から始まり、助成決定通知を受けてから工事契約を結ぶ決まりになっています。
東京都の省エネ改修促進事業にいたっては、契約・施工そのものが事前申込の受付後という条件です。
制度ごとに手順が逆になることもあるため、それぞれの案内を読んでから動き出しましょう。
申請でつまずかないために押さえておきたい4つのポイント
ここからは、申請の場面で見落とされやすい点を4つに絞って整理します。
交付決定より先に工事を始めない
事前申請型の制度でよく起きるのが、審査結果を待たずに契約し、工事を進めてしまうケースです。
中野区の木造住宅耐震補強工事助成でも、交付決定前の工事契約・着手は助成の対象外になると案内されています。
「先に工事を終えて、あとから申請すればよい」という発想が通用しない制度がある、と覚えておいてください。
「省エネ塗料だから補助が出る」という説明を鵜呑みにしない
遮熱塗料や断熱塗料を使うだけで補助の対象になる、という説明は正確ではありません。
東京都の制度で遮熱塗装の費用が認められるのは、断熱材の設置を行った部位に施工する場合に限られます。
塗料の性能を根拠に補助をもちかけてくる業者がいたら、どの制度のどの区分に当たるのかを具体的に確認しましょう。
特別区民税・固定資産税の納付状況を確認しておく
自治体の助成制度では、税の滞納がないことが要件に含まれるのが一般的です。
中野区の木造住宅耐震補強工事助成でも、住民税と対象住宅の固定資産税を滞納していないことが条件とされ、申請時に納税証明書の提出が求められます。
未納があると受け付けてもらえないのが通例ですので、心当たりのある方は塗装の検討より先に納付状況を確認しておきましょう。
業者の登録要件や所在地の条件がないか確かめる
制度によっては、施工する業者に条件が付いている場合があります。
中野区の木造住宅耐震補強工事助成では、区に登録された耐震診断士が工事監理を行い、区に登録された耐震改修施工者が施工することが要件です。
自治体によっては、区内に拠点をもつ業者への依頼を要件や優遇の条件に据えている例もあります。
制度の活用を前提にするなら、業者選びの段階でこの点を確認しておきましょう。
くまさんペイントが中野区の近隣で手がけた外壁塗装の事例
塗り替えで住まいの見え方がどう変わるのか、中野区に近いエリアでの施工写真とあわせてご紹介します。
仕上がりを思い描く材料としてご覧ください。
杉並区の築25年戸建てで遮熱塗料を使った事例

杉並区のM様からご依頼いただいた、築25年・2階建て戸建ての外壁塗装です(完工:2026年5月)。
使用したのは菊水化学工業の「水系ファインコートシリコン遮熱KN019C」で、近赤外線を反射して外壁表面の温度上昇を抑えるタイプの塗料です。
ただし、遮熱塗料は屋根に施工したときにもっとも効果を発揮する塗料で、外壁では屋根ほど大きな差は出ません。
西日の当たる面など、条件によっては夏場の体感に違いが表れることもある、という程度に受け止めておくとよいでしょう。
一般的なシリコン塗料より単価が上がるため、建物の向きや周囲の環境をふまえて選ぶことをおすすめします。
中央区の省エネ助成で対象になるのも屋上・屋根用の高反射率塗料ですので、屋根の塗り替えを控えている方は、塗料の選定段階から業者に相談しておくと選択肢が広がります。
杉並区の築20年戸建てで色あせた外観を一新した事例

同じく杉並区、N様の築20年・2階建て戸建てで行った外壁塗装です(完工:2026年2月)。
菊水化学工業の「水系ファインコートシリコン遮熱15-30D」で塗り替え、色あせが目立っていた外壁が見違える仕上がりになりました。
外壁の色あせは、塗膜が紫外線や雨風に耐えきれなくなってきたサインです。
見た目の問題として先送りされやすいものの、この段階を過ぎると表面が粉を吹くチョーキングが現れ、さらにひび割れやシーリング(コーキング)の切れへと進みます。
そこから雨水が入り込むと外壁材や下地まで傷み、塗装だけでは収まらない補修が必要になります。
塗り替えの目安は築10年から15年ごろですので、この時期に一度点検を受けておくと大がかりな工事を避けやすくなるでしょう。
練馬区の賃貸アパートで外壁塗装と階段の防塵塗装を行った事例

練馬区で賃貸アパートを所有されているN様からご依頼いただいた、木造2階建て・築11年の事例です(完工:2026年3月)。
外壁には菊水化学工業の「ロイヤルシリコンN-82」を、屋根には同じく菊水化学工業の「SPパワーサーモSi Y-134ブラウン」を使用し、あわせて階段の防塵塗装工事(床面の粉じんの発生を抑え、汚れを落としやすくする塗装)も実施しました。
中野区は木造住宅密集地域が多く、木造アパートを所有されている方も少なくありません。
特に、賃貸物件の外装は入居希望者が最初に目にする部分ですので、美観を保つことが空室対策にもつながります。
階段や共用部まで手を入れておけば、日々の管理の負担も軽くすることが可能です。
中野区周辺でくまさんペイントをご利用いただいたお客様の声・評判
くまさんペイントには、価格や対応力についてのご評価を多く頂戴しています。
複数社に問い合わせをしましたが、担当者の丁寧な対応が決め手になり、おまかせすることにしました。
仕上がりや入りすみ(入隅)・出すみ(出隅)がとてもきれいで、気になっていたコーキングのクラックも直ってとても満足です!
施工が完了したあとも綺麗に掃除もしてくれたり、周囲への配慮にも気を使ってくれ、挨拶回りにもちゃんと行ってくれました。
(東京都/O様・50代女性)
見積りを取る際の現地調査のときに来ていただいた方たちの熱量がすごかったと思います。
値段は4社見積もりの中でも一番安かったですが、しっかり工事をしていただきました。
大工さん達の工事当日の説明もわかりやすかったですし、周囲の方たちにもしっかり配慮しながら工事をしていただきました。
(東京都/T様・50代男性)
最初の見積もりをいただく段階から、担当者さんの対応も丁寧でしたし、感じのいい方で好印象で、すぐに即決できました。
全体を通して良くて、すべておすすめできるポイントでした。
今回、いい業者さまと出会えてよかったです。
特に不満な点や、改善してほしかった点などはなかったです。
(東京都/H様・60代男性)
中野区は隣家との距離が近い住宅地が多く、足場の設置や飛散防止の養生、近隣へのご挨拶といった現場の段取りが仕上がりと同じくらい大切になります。
実際に工事を受けた方の声は、そうした対応の質を推し量る手がかりになります。
ぜひ以下のページもご覧ください。
外壁塗装・屋根塗装の費用相場
業者に依頼した場合の費用の目安は、以下のとおりです。
- 外壁のみの塗装:約70万〜110万円
- 屋根のみの塗装:約60万〜80万円
- 外壁と屋根の同時塗装:約90万〜150万円
※延床面積30坪(外壁面積で約120平方メートル)の2階建て住宅を想定した、足場の設置費用を含む金額。上記とは別に、シーリング(コーキング)の打ち替え費用や、傷みの程度に応じた下地補修費用がかかる
外壁と屋根を別々の時期に塗装すると、足場をその都度組むことになり、費用が二重にかかります。
どちらも塗り替えの時期が近いのであれば、まとめて施工するほうが総額を抑えることが可能です。
塗料のグレードや施工範囲によって金額は上下しますが、多くのケースはこの範囲に収まります。
ただし、3階建てのお住まいや、傷みが進んで下地補修が必要な場合は、これを超えることもあるでしょう。
区の補助が使えない場合でも、国や都の制度、リフォームローンの活用、複数社の見積もり比較など、負担を軽くする手立てはいくつもあります。
選択肢を並べたうえで計画を立ててみてください。
制度を見極めて、中野区の外壁塗装を無理なく進めよう
2026年8月時点で中野区に外壁塗装そのものを補助する制度はありませんが、断熱改修や耐震補強とあわせて計画すれば、区・東京都・国それぞれに対象となる制度が見つかる可能性があります。
大切なのは、着工前に「自分の工事内容で使える制度はどれか」を整理しておくこと、そして制度ごとに異なる申請のタイミングを取り違えないことです。
制度の中身は年度ごとに変わりますので、検討を始めたら各制度の公式Webサイトで最新の情報をご確認ください。
くまさんペイントでは、外壁と屋根の状態を確認したうえでお住まいに合った工事内容をご提案し、申請に必要な見積書や工事内容の書類のご用意までサポートしています。
中野区で外壁塗装をご検討中でしたら、無料の現地調査・お見積もりからお気軽にご相談ください。
なお、中野区の外壁塗装については、以下の記事もご覧ください。
くまさんペイントが選ばれている理由や、塗り替え時期の目安について詳しく解説しています。